「C-HRの冷却水はいつ交換すればいい?」
「ハイブリッドとガソリン車では容量が違う?」
「冷却水が減っていたら自分で補充しても大丈夫?」
C-HRを長く乗っていると、冷却水(クーラント)の交換時期や容量が気になることがあります。
特に初期型C-HRは発売から年数が経過しているため、これまで一度も冷却水を交換していない場合は、交換履歴を確認しておきたい時期です。
C-HRには大きく分けて、1.8Lハイブリッド車と1.2Lターボ車があります。
さらにハイブリッド車には、エンジン用とは別にパワーコントロールユニットを冷却する系統もあるため、単純に「冷却水○L」と一括りにはできません。
この記事では、次の内容を紹介します。
- C-HRの冷却水の交換時期
- ハイブリッド・1.2Lターボの冷却水容量
- 冷却水が減ったときの確認方法
- 自分で補充するときの注意点
C-HRの冷却水はいつ交換する?
C-HRには、長寿命タイプのトヨタ純正スーパーロングライフクーラントが使用されています。
昔のLLCのように車検ごとに交換するという考え方ではありません。
トヨタ車で使用されるスーパーロングライフクーラントでは、エンジン冷却水の一般的な交換サイクルとして、初回は長めに設定され、その後は交換間隔が短くなる設定があります。
C-HRについては、車両の年式・仕様に対応するメンテナンスノートで確認するのが確実です。
特に2016〜2019年頃の初期型を所有している場合、すでに7年以上経過している車両も多いため、交換履歴を確認しておきましょう。
「走行距離が少ないから交換しなくてもいい」とは限りません。年数と走行距離の両方で判断します。
C-HRの冷却水容量
C-HRの冷却水容量は、ハイブリッド車と1.2Lターボ車で異なります。
また、冷却系統が複数ある車両では、それぞれ別に容量が設定されています。
| 仕様 | 冷却系統 | 容量の参考値 |
|---|---|---|
| 1.8Lハイブリッド | ガソリンエンジン | 約5.4L |
| 1.8Lハイブリッド | パワーコントロールユニット | 約1.4L |
| 1.2Lターボ | エンジン | 約6.5L |
| 1.2Lターボ | インタークーラー | 約1.9L |
※2022年8月以降の取扱説明書に記載されている参考値です。年式・仕様によって異なる可能性があるため、実車の取扱説明書も確認してください。
C-HRハイブリッドには冷却水が2系統ある
C-HRハイブリッドでは、エンジンだけを冷却しているわけではありません。
主に次の2つの冷却系統があります。
- ガソリンエンジン用
- パワーコントロールユニット用
パワーコントロールユニットは、ハイブリッドシステムで電力を制御する重要な部分です。
そのため、エンジン用冷却水だけでなく、ハイブリッドシステム側の冷却水量も確認する必要があります。
C-HRハイブリッドについて詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。
1.2Lターボはインタークーラー側にも冷却水がある
C-HRの1.2Lターボ(8NR-FTS)では、エンジン用とは別にインタークーラー側にも冷却水が使用されています。
2022年8月以降の取扱説明書では、参考容量は次のようになっています。
- エンジン:約6.5L
- インタークーラー:約1.9L
そのため、「C-HRの冷却水容量は6.5L」とだけ覚えるのではなく、どの冷却系統なのかを確認することが重要です。
C-HRに使用する冷却水
C-HRには、トヨタ純正スーパーロングライフクーラントが指定されています。
取扱説明書では、凍結保証温度の目安として次の濃度が示されています。
- 濃度30%:約-12℃
- 濃度50%:約-35℃
寒冷地仕様では冷却水の濃度が高めに設定されています。
北海道、東北など冬に気温が下がる地域で使用する場合も、自己判断で水を多く加えて濃度を下げないよう注意してください。
C-HRの冷却水は自分で確認できる
冷却水の量は、リザーバータンクで確認できます。
確認するときは、エンジンやハイブリッドシステムが十分に冷えている状態で行います。
タンク側面にある、
- FULL
- LOW
の間に液面があれば基本的に適正範囲です。
ハイブリッド車ではエンジン用とハイブリッドシステム側でリザーバータンクが分かれているため、確認するタンクを間違えないようにしてください。
LOWより少ない場合は補充する
冷却水がLOWを下回っている場合は、そのまま走行を続ける前に原因を確認します。
単純な自然減少の場合もありますが、
- ラジエーター
- 冷却水ホース
- ホース接続部分
- ウォーターポンプ周辺
などから漏れている可能性もあります。
特に短期間で何度もLOW以下になる場合は、補充を繰り返すのではなく点検を受けてください。
C-HRの冷却水を自分で補充する方法
少量の補充であれば、リザーバータンクから行えます。
作業するときは、必ず車両が十分に冷えてから行ってください。
- 平坦な場所に車を停める
- エンジンまたはハイブリッドシステムを停止する
- 十分に冷えるまで待つ
- リザーバータンクの液量を確認する
- LOWを下回っていれば指定冷却水を補充する
- FULLを超えないようにする
- キャップを確実に取り付ける
FULLより上まで入れる必要はありません。
入れすぎないように注意してください。
熱いときにキャップを開けない
冷却水を確認・補充するときに最も注意したいのが温度です。
エンジンや冷却系統が熱い状態でキャップを開けると、高温の蒸気や冷却水が噴き出す可能性があります。
必ず十分に冷えてから作業してください。
補充時に水道水を使ってもいい?
日常的な補充では、指定された冷却水を使用するのが基本です。
冷却水には単にエンジンを冷やすだけでなく、凍結防止や腐食防止などの役割があります。
水だけを継続的に補充すると濃度が変化してしまいます。
ただし、オーバーヒートなどの緊急時に指定冷却水を用意できない場合、トヨタの取扱説明書では応急措置として水を補給する方法が案内されています。
あくまで緊急時の対応と考え、通常のメンテナンスでは指定冷却水を使用してください。
冷却水の補充だけならエア抜きは基本的に不要
リザーバータンクへ少量補充するだけの場合、毎回ラジエーターキャップを開けてエア抜きを行う必要はありません。
一方、冷却水を全量交換したり、冷却系統の部品を取り外したりした場合は、適切な充填・エア抜き作業が必要になります。
C-HRにはハイブリッドシステムやターボ車のインタークーラーなど複数の冷却回路があるため、全量交換をDIYで行う場合は難易度が上がります。
冷却水交換そのものはトヨタ販売店や整備工場へ依頼する方が安心です。
C-HRの冷却水交換費用はどれくらい?
冷却水交換の料金は、車両仕様・交換する冷却回路・使用する冷却水・店舗によって異なります。
特にC-HRハイブリッドでは、エンジン側とパワーコントロールユニット側が分かれているため、「冷却水交換○円」と一律には判断できません。
見積もりを取る場合は、
- エンジン冷却水だけを交換するのか
- ハイブリッド側も交換するのか
- 1.2Lターボのインタークーラー側も対象なのか
- 冷却水代と工賃が含まれているか
を確認すると分かりやすいです。
価格だけでなく、冷却系統に合った作業をしてもらえるか確認してください。
冷却水が急に減る場合は漏れを疑う
一度FULL付近まで補充したのに短期間でLOW以下になる場合は注意が必要です。
主に次の部分を確認します。
- 車の下に冷却水が垂れていないか
- ホース周辺が濡れていないか
- リザーバータンク周辺に漏れた跡がないか
- エンジンルームから甘いような臭いがしないか
- 水温が通常より高くなっていないか
目に見える漏れがなくても、冷却系統内部でトラブルが発生している可能性があります。
継続的に減る場合は、トヨタ販売店や整備工場で点検してください。
「エンジン冷却水高温」と表示されたらどうする?
C-HRハイブリッドでは、冷却系統が高温になるとマルチインフォメーションディスプレイに警告メッセージが表示されることがあります。
「エンジン冷却水高温」などが表示された場合は、安全な場所に停車してください。
蒸気が出ている場合は、すぐにボンネットを開けないでください。
車両が十分に冷えてから冷却水量や漏れの有無を確認します。
大量に漏れている場合や警告が消えない場合は、そのまま走行せずトヨタ販売店などへ相談してください。
冷却水と一緒にエンジンオイルも確認
C-HRを長く乗る場合、冷却水だけでなくエンジンオイルの管理も重要です。
ハイブリッドと1.2Lターボでは指定されるオイル粘度や容量が異なります。
→ C-HRのエンジンオイルの粘度やグレードは?社外品オイルは?
C-HRハイブリッドは冷却フィルターも確認
C-HRハイブリッドを長期間使用している場合は、冷却水だけでなく駆動用バッテリーの冷却用吸入口も確認しておきたいです。
吸入口やフィルターにホコリがたまると、駆動用バッテリーを十分に冷却できなくなる可能性があります。
冷却水とは別のメンテナンスですが、10万キロ前後まで乗っているC-HRなら一緒にチェックしておくといいでしょう。
→ C-HR駆動用バッテリー冷却フィルター清掃方法を徹底解説
C-HRの冷却水に関するよくある質問
C-HRの冷却水は何色?
トヨタ純正スーパーロングライフクーラントはピンク系の色です。
ただし、色だけで適合を判断せず、指定されている冷却水の種類を確認してください。
C-HRの冷却水容量は何L?
2022年8月以降の取扱説明書では、1.8Lハイブリッドのエンジン側が約5.4L、パワーコントロールユニット側が約1.4Lです。
1.2Lターボはエンジン側が約6.5L、インタークーラー側が約1.9Lです。
年式によって異なる可能性があるため、自分の車両の取扱説明書を確認してください。
冷却水がLOWより少なかったら走ってもいい?
まず漏れがないか確認してください。
冷却水が大きく不足している状態で走行すると、オーバーヒートにつながる可能性があります。
少量の不足で原因が明らかでない場合も、指定冷却水を補充したうえで減り方を確認してください。
ガソリンスタンドで補充してもらえる?
店舗によっては対応してもらえます。
ただし、使用する冷却水がC-HRに適合しているかを確認してから補充してもらう方が安心です。
社外品クーラントでも大丈夫?
指定されている性能を満たす製品であれば選択肢になりますが、異なる種類の冷却水を安易に混ぜるのは避けた方がいいです。
どれを使用すればいいか分からない場合は、トヨタ純正スーパーロングライフクーラントを選ぶと分かりやすいです。
まとめ:C-HRの冷却水は型式と冷却系統を確認しよう
C-HRの冷却水を確認するときは、「C-HRだから○L」と一括りにしないことが重要です。
ポイントをまとめると次のようになります。
- 国内C-HRは主に1.8Lハイブリッドと1.2Lターボ
- ハイブリッドはエンジン用とパワーコントロールユニット用がある
- 1.2Lターボはエンジン用とインタークーラー用がある
- ハイブリッドの参考容量は5.4L+1.4L
- 1.2Lターボの参考容量は6.5L+1.9L
- 液量は冷えた状態でFULLとLOWの間を確認する
- 短期間で減る場合は漏れや故障を点検する
- 全量交換は販売店・整備工場への依頼が安心
初期型C-HRは発売から年数が経過しているため、冷却水を一度も交換した記憶がない場合は、メンテナンスノートや整備記録を確認してみてください。
冷却水だけでなく、エンジンオイルやバッテリーなども合わせて点検することで、C-HRをより長く安心して乗り続けやすくなります。
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