C-HRのジャッキアップポイント位置を図解!タイヤ交換で失敗しない方法

C-HRのジャッキアップポイント位置を図解!タイヤ交換で失敗しない方法

「C-HRのタイヤを自分で交換したいけれど、ジャッキをどこに掛ければいい?」

「サイドのジャッキアップポイントが分かりにくい」

「フロアジャッキなら前後どこに掛ける?」

C-HRでタイヤ交換をするとき、最初に確認したいのがジャッキアップポイントです。

結論からいうと、C-HRには車載ジャッキなどで1輪ずつ持ち上げるサイドのジャッキポイントと、ガレージジャッキで前側・後ろ側を持ち上げるポイントがあります。

この2つは同じ場所ではありません。

ジャッキを掛ける場所を間違えると、サイドシルやアンダーカバーを変形させたり、車両が不安定になったりする可能性があります。

この記事では、C-HRのジャッキアップポイントについて次の内容を紹介します。

  • サイドの車載ジャッキポイント
  • ガレージジャッキを掛ける前後の位置
  • FF車と4WD車で注意したい違い
  • タイヤ交換時の安全な手順
  • ホイールナットの締め付けトルク

C-HRのジャッキアップポイントはどこ?

まず覚えておきたいのは、使用するジャッキによって掛ける位置が異なることです。

使用するジャッキ 使用するポイント 主な用途
車載ジャッキ サイドの指定位置 1輪のタイヤ交換
油圧パンタグラフジャッキ サイドの指定位置 1輪ずつのタイヤ交換
ガレージジャッキ・フロアジャッキ 車両前後の指定位置 前側・後ろ側を持ち上げる

サイド用のポイントにフロアジャッキを使用する場合もありますが、ジャッキの受け皿形状が車体側に合っているか確認してください。

逆に、車載ジャッキをガレージジャッキ用の中央ポイントへ掛けるような使い方は避けます。

C-HRのサイドのジャッキアップポイント

C-HRのサイドのジャッキアップポイント

タイヤを1本ずつ交換するときに使用するのが、車体左右にあるサイドのジャッキアップポイントです。

位置は、前輪の後方と後輪の前方付近にあり、左右合わせて4か所あります。

C-HRはジャッキポイントが少し分かりにくく、一般的な車のような「切り欠き」だけを目印にすると迷うことがあります。

サイドシル下部を確認すると、ジャッキを掛けるために強度が確保された指定部分があります。

見た目だけで判断せず、自分の年式に対応した取扱説明書の図と実車を照らし合わせて確認してください。

交換するタイヤに近いポイントを使用する

車載ジャッキでタイヤ交換する場合は、交換するタイヤに最も近いサイドの指定ポイントを使用します。

例えば右前輪を交換するなら、右前輪後方のジャッキポイントです。

車載ジャッキの頭部を指定位置の中央付近へ確実に合わせてから持ち上げます。

位置がずれた状態で上げると、ジャッキが外れたり車体を変形させたりする危険があります。

ガレージジャッキは前後の専用ポイントを使用する

フロアジャッキやガレージジャッキで前輪側または後輪側をまとめて持ち上げる場合は、サイドポイントとは別の指定場所を使用します。

トヨタのC-HR取扱説明書にも「ガレージジャッキ」の項目があり、フロント側とリア側それぞれの指定位置が図で示されています。

ガレージジャッキを使う場合は、必ずこの図を確認してください。

フロント側

C-HRのフロントのジャッキアップポイント

フロント側には、車体中央付近にガレージジャッキ用の指定ポイントがあります。

フロントバンパー付近やアンダーカバー、サスペンションなど、見た目が頑丈そうな場所へ適当にジャッキを掛けるのは避けてください。

ジャッキを奥へ入れる必要があるため、使用するフロアジャッキによっては車体下へ入りにくい場合があります。

最低位の低いローダウン対応ジャッキなどもありますが、まずジャッキ本体の最低位とC-HRの車高を確認してください。

リア側

C-HRのジャッキアップポイント

リア側にもガレージジャッキ用の指定ポイントがあります。

ここで特に注意したいのが、FF車と4WD車ではリア側のガレージジャッキポイントが同じとは限らないことです。

トヨタの取扱説明書でもリア側は「FF車」と「4WD車」で図が分けられています。

そのため、特に1.2Lターボの4WD車(NGX50)では、FF車の情報をそのまま参考にしないようにしてください。

自分のC-HRの型式・駆動方式を確認してから作業しましょう。

C-HRハイブリッドとガソリン車で違う?

C-HR

C-HRにはハイブリッド車と1.2Lターボ車があります。

サイドから1輪ずつ持ち上げる場合は、それぞれの車両の取扱説明書で指定されたジャッキセット位置を使用します。

ガレージジャッキを使用する場合は、エンジンの種類よりも駆動方式を確認することが重要です。

特にガソリン車にはFFと4WDがあるため、リア側のポイントを間違えないようにしてください。

「ハイブリッドだからバッテリーを避けて適当な場所へジャッキを掛ける」といった自己判断は避け、メーカー指定位置のみを使用します。

タイヤ交換にはどのジャッキを使えばいい?

タイヤ交換

春と冬にタイヤを交換する程度なら、サイドのジャッキポイントを使う油圧パンタグラフジャッキも選択肢です。

手動の車載ジャッキより少ない力で上げられるため、自宅でタイヤ交換する方には使いやすいです。

C-HRで使える油圧パンタグラフジャッキについてはこちらの記事で紹介しています。

C-HRのタイヤ交換に便利な油圧パンタグラフジャッキ

ガレージジャッキを選ぶときのポイント

ガレージジャッキを購入するときは、耐荷重だけではなく次の部分を確認します。

  • 最低位
  • 最高位
  • ジャッキの長さ
  • 受け皿の形状
  • 車両重量に対する十分な耐荷重

C-HRはフロント側の指定位置が車体の奥側にあるため、短いジャッキでは操作しにくいことがあります。

「2tと書いてあるから大丈夫」と耐荷重だけで決めず、サイズも確認してください。

C-HRを安全にジャッキアップする手順

タイヤ交換では、ジャッキを掛ける位置だけでなく作業前の準備も重要です。

1. 固く平坦な場所へ停車する

コンクリートやアスファルトなど、硬く平らな場所で作業します。

砂利、土、傾斜地などではジャッキが傾いたり沈んだりする可能性があるため避けてください。

2. パーキングブレーキをかける

オートマチック車やハイブリッド車はシフトをPにして、パーキングブレーキをかけます。

エンジンまたはハイブリッドシステムも停止してください。

3. 輪止めを使用する

ジャッキアップするタイヤの対角側など、車両が動かない位置へ輪止めを使用します。

トヨタの取扱説明書にも、パンクしたタイヤの位置に応じた輪止め位置が示されています。

4. ナットを少し緩める

タイヤが地面に接地している状態で、ホイールナットを約1回転以内を目安に少し緩めておきます。

完全に取り外してはいけません。

5. 指定された位置へジャッキを掛ける

ジャッキ頭部がジャッキポイントの中央へ確実に当たっていることを確認します。

斜めになっていたり、端だけに掛かっていたりする状態で持ち上げないでください。

6. タイヤが少し浮くところまで持ち上げる

タイヤ交換だけなら、必要以上に高く上げる必要はありません。

トヨタも、タイヤ交換できる高さ以上に車を持ち上げないよう注意しています。

ジャッキだけで車の下に入らない

これは特に重要です。

ジャッキだけで持ち上げた車の下へ体を入れてはいけません。

車載ジャッキやフロアジャッキは、車両を一時的に持ち上げるための工具です。

下回りの作業などで車体の下へ入る必要がある場合は、指定された支持位置へ適切なリジッドラック(ジャッキスタンド)を使用してください。

タイヤ交換だけなら、基本的に車の下へ体を入れる必要はありません。

ジャッキパッドは使った方がいい?

ゴム製のジャッキパッドやアダプターは、ジャッキと車体の接触部分を保護する目的で使用されます。

ただし、何でも使用すればいいわけではありません。

厚みや溝形状が合わないものを使用すると、逆にジャッキが不安定になる場合があります。

使用する場合は、C-HRのジャッキポイント形状と使用するジャッキの受け皿に適合するものを選んでください。

C-HRのホイールナット締め付けトルクは103N・m

トルクレンチ

タイヤを取り付けたら、最後はトルクレンチを使用してホイールナットを締めます。

C-HRのホイールナット締め付けトルクは、103N・m(1050kgf・cm)です。

ナットは一度に1本だけ強く締めるのではなく、対角線を意識した順番で2〜3回に分けて均等に締めます。

トヨタの取扱説明書でも、タイヤ交換後は速やかに103N・mで締め付けトルクを確認するよう案内されています。

C-HRのトルクレンチの使い方はこちらの記事で詳しく紹介しています。

C-HRのタイヤ交換に便利なトルクレンチ!締め付けトルクは?

ナットのねじ部にオイルやグリスを塗らない

ホイールナットを取り付けるときは、ねじ部分にオイルやグリスを塗らないでください。

潤滑された状態では指定トルクでも締まりすぎ、ボルトやホイールを損傷する可能性があります。

ねじ部に油分が付着している場合は、拭き取ってから取り付けます。

社外ホイールはナットの形状にも注意

C-HRにスタッドレス用などの社外ホイールを使用している場合は、タイヤ交換時にホイールナットの座面形状も確認してください。

ホイールに適合しないナットを使用すると、正しいトルクで締めてもホイールを確実に固定できません。

社外ホイール用ナットについてはこちらの記事を参考にしてください。

C-HRの社外品ホイールナットの選び方と注意点

タイヤ交換後は空気圧も確認

空気圧

タイヤ交換が終わったら、ホイールナットだけでなくタイヤの空気圧も確認しましょう。

2022年8月以降のC-HRでは、17・18・19インチの標準タイヤの指定空気圧は前後とも230kPaです。

ただし、年式や装着タイヤによって異なる可能性があるため、最終的には運転席側にあるタイヤ空気圧ラベルを確認してください。

トヨタC-HRの空気圧は?

C-HRのジャッキアップでやってはいけないこと

安全にタイヤ交換するため、次のような作業は避けてください。

  • ジャッキポイント以外へジャッキを掛ける
  • アンダーカバーへジャッキを当てる
  • サスペンション部を自己判断で持ち上げる
  • 砂利や傾斜した場所で作業する
  • 車内に人を乗せたまま持ち上げる
  • ジャッキの上や下に物を挟む
  • 必要以上に高く持ち上げる
  • ジャッキだけで支えた車の下へ入る

ジャッキアップ中に少しでも車体が傾いたり、ジャッキがずれたりした場合は、そのまま作業を続けないでください。

C-HRのジャッキアップポイントに関するよくある質問

C-HRのサイドジャッキポイントはどこ?

前輪後方と後輪前方付近のサイドシル下部に、車載ジャッキ用の指定ポイントがあります。

C-HRは目印が分かりにくいことがあるため、取扱説明書の図と実車を照らし合わせて確認してください。

フロアジャッキをサイドへ掛けてもいい?

サイドの指定ポイントに対応するジャッキやアダプターであれば使用できる場合があります。

ただし、受け皿の形状が合わない状態では使用しないでください。

前側または後ろ側をまとめて持ち上げる場合は、取扱説明書に記載されたガレージジャッキ用ポイントを使用します。

ハイブリッドとガソリン車で位置は違う?

車載ジャッキを使用するときは、それぞれの車両の取扱説明書で指定されたポイントを使用します。

特にガレージジャッキのリア側はFF車と4WD車で指定位置が分かれているため注意してください。

C-HRの締め付けトルクはいくつ?

標準タイヤのホイールナット締め付けトルクは103N・mです。

タイヤ交換後は50km走って増し締めする?

トヨタの取扱説明書では、ホイール交換後は速やかに103N・mで締め付けトルクを確認するよう案内されています。

タイヤショップやホイールメーカーから走行後の再確認を指示されている場合は、その指示にも従ってください。

車載ジャッキだけで4本交換できる?

1本ずつ交換することはできますが、車載ジャッキは主にタイヤ交換やタイヤチェーンの脱着を目的とした工具です。

季節ごとに4本交換する機会が多い場合は、適合する油圧ジャッキを使用すると作業負担を減らせます。

まとめ:C-HRはジャッキの種類によって掛ける場所が違う

C-HRのジャッキアップで最も重要なのは、使用するジャッキに合った指定位置を使うことです。

ポイントをまとめると次のようになります。

  • 1輪交換はサイドの指定ジャッキポイントを使用する
  • ガレージジャッキには前後の専用ポイントがある
  • リアのガレージジャッキ位置はFF・4WDの違いに注意する
  • ジャッキポイント以外へ自己判断で掛けない
  • 固く平坦な場所で輪止めを使用する
  • ジャッキだけで支えた車の下へ入らない
  • ホイールナットの締め付けトルクは103N・m
  • 交換後は空気圧も確認する

C-HRはサイドのジャッキポイントが初めてだと分かりにくい車です。

タイヤ交換を始める前に、自分の年式・型式に対応した取扱説明書を開き、ジャッキポイントの図を確認してから作業するのがおすすめです。

ジャッキ選びについてはこちらも参考にしてください。

C-HRのタイヤ交換に便利な油圧パンタグラフジャッキ



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です